苓北町(熊本県天草郡)
美しい海に囲まれた町
苓北町は、熊本県の南西部に点在する天草諸島のうち、最も大きな島である天草下島の北西端に位置しています。町の広さは東西に9.76km、南北に12.3kmで総面積は67.09k㎡。西は天草灘をのぞみ、北は千々石灘に面した美しい海に囲まれた町です。
苓北町の特徴である細長く突き出た富岡半島は陸繋島として知られています。美しい砂丘は天然の良港を形成しており、昭和31年には雲仙天草国立公園の指定を受けています。また、半島から伸びた砂嘴の巴崎は小天橋とも呼ばれ、熊本県指定の天然記念物ハマジンチョウが群生しています。
(苓北町ホームページ「苓北町の概要」より)
苓北町役場
〒863-2503 熊本県天草郡苓北町志岐660番地
富岡城(熊本県富岡ビジターセンター)
富岡城は慶長7年(1602)天草を統治するため唐津城主寺沢志摩守広高によって築かれました。寛永14年(1637)に天草島原の乱でキリシタン一揆勢、1万2千人の攻撃を受けたが落城しませんでした。その後、山崎甲斐守家治によって城郭の再建が行われました。一時天領を経て再び私領となり、寛文10年(1670)に戸田伊賀守忠昌によって破却されるまで富岡城はその威容を誇っていました。
富岡城跡からの眺望もすばらしく、巴崎を望む風景は、「新くまもと百景」にも選ばれています。百間塘は、寛永15年(1638)山崎甲斐守が、城修築に際し城濠と巴汀を隔てて城門に直通する大道を構えたもので、長さ96間、高さ4間半、幅4間。当時の富岡城の威容が偲ばれます。
(苓北町ホームページ「富岡城」より)